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テクニカル Q&AFW04 - gestaltFWVMBackingStore (1999 年 10 月 5 日)
Q: FireWire 2.2 SDK の最新バージョンで、新しい Gestalt 属性ビットが定義されたことに気付きました。gestaltFWVMBackingStore です。これは、FireWire 2.2 が FireWire ハードディスクを VM バッキングストアとしてサポートするという意味ですか。 A: 残念ながら違います。VM バッキングストアはサポートしません。FireWire 2.2 はページフォルトパスに乗ることはできず、VM バッキングストアを保持する FireWire ディスクを制御することはできません。このビットは FireWire 2.2 が誤って設定したものです。 しかし、ご想像のとおり、FireWire ハードディスクがシステム内で完全に機能するパーツとなるのは、明らかに将来の重要な方向です。ページフォルトパスに乗ることができ、VM バッキングストアを制御できるようになることは、そのための最初の重要なステップです。 解決方法としてはこのビットを完全に無視することです。このビットはすでに未使用扱いになっており、将来何か意味のあるものとして再定義されることはありません。FireWire.h の将来のバージョンでは、gestaltFWVMBackingStore は gestaltFWBogus と名前が変更される予定です。これで、このビットをコンパイラがチェックしないようになります (少なくともエラーで警告してくれます)。 gestaltFWVMBacking として新しいビットが定義されるのをお待ちください。FireWire がページフォルトパスに乗ることが実現されたら、このビットは正しくセットされているはずです。現在のところ、現行の gestaltFWVMBacking ビットについては、バージョン 2.2 も含めて、FireWire の全バージョンで 0 が返されます。 ただ、FireWire がページフォルトパスに乗ることになっても、FireWire ディスクドライバもそうとは保証できません。FireWire ディスクドライバが VM ページフォルトパスには乗れないような書き方がされる可能性があります (考えにくいことですが)。FireWire そのものが VM ページフォルトパスの乗るようになるまでは、どのドライバが VM バッキングストアをサポートできるかは不明です。
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